ハンバーグは大人から子供まで人気のある、洋食を代表する食品ですよね。お昼ご飯の定食には必ずハンバーグ定食を食べている、という方もいらっしゃるでしょう。
また、自宅で作る際、自分の好みに合わせて、アレンジもできるのが嬉しいですね。
みなさんは、ハンバーグのつなぎには何を使いますか。卵や、水、マヨネーズなどさまざまですね。レシピには牛乳を使ったものもあります。
また、パン粉もよく使われます。パン粉はハンバーグをふっくらと仕上げるために必要なもの。
では、牛乳はどうでしょうか。ハンバーグ作りのとき、なぜ牛乳を使うのでしょう。牛乳を入れると、ハンバーグは美味しくできるのでしょうか。
ハンバーグに牛乳を入れる意味や効果などについて、今回ご紹介していきます。
●ハンバーグに牛乳を入れる意味とは?
どのレシピを見ても、材料のコメント欄に、牛乳は頻繁に登場しています。牛乳はいつも冷蔵庫においているわけでもなく、つい買い忘れてしまうことは誰にでもあるものです。
いざハンバーグ作りをしようとしたとき、ご家庭に牛乳を置いていなかったときはショックですね。
ハンバーグ作りに牛乳が欠かせないのには、さまざまな理由が挙げられました。以下に、いくつかの理由をまとめております。
・食感をよくするため
…ハンバーグのタネは水分を含んでたほうがよいです。これは食感がよくなることにつながります。
パン粉がタネにはいった牛乳を吸って膨らむことで、柔らかく、ふんわりとした食感のハンバーグになります。
また、牛乳の成分が、肉の繊維質に働きかけて、肉を柔らかくするといった効果も期待できます。
・形成しやすくするため
…タネをまとめるのには、ある程度粘りがあるもののほうがよいです。これは、水分が抜けきったタネはまとまりも悪く、上手に形成が難しいからです。
牛乳を入れることで、タネに水分がいきわたり、よく混ぜ込むと、粘りが生まれます。
また、肉と牛乳がよく混ざりあうことで、肉の臭みを消してくれる効果もあります。
タネ作りの際に、ハーブを入れるレシピもありますが、焼き上がりの風味をよくするという理由以外にも、肉の臭みを消す目的もあったのです。
牛乳は、タネのつなぎとしてだけではなく、風味や焼き上がりにも影響を与えていました。美味しいハンバーグに牛乳は欠かせないものだったのです。
●牛乳の代わりに水や卵でもいいのか?
ハンバーグのタネに牛乳を入れることで、美味しいハンバーグになれることはわかりました。
けれど、肉のくさみが取れるとはいえ、牛乳が苦手な方もいらっしゃるでしょう。
たまたま牛乳を切らしてしまったときも考えられます。そんなとき、牛乳の代替品があると助かりますね。
同じ水分のような役割を果たしてくれそうなものに、水や卵があります。牛乳の代わりに、これらを使ってハンバーグを作っても、美味しく仕上がるのでしょうか。どのように仕上がるのかを以下にまとめました。
・卵の場合
…ハンバーグのつなぎとして、よく登場する食材のひとつです。卵は、熱が通ると固まる性質があります。
つなぎに卵を入れる理由は、この性質を利用しているためです。また、卵はハンバーグを柔らかく、ふんわりと焼き上げることもできます。
似たような材料にマヨネーズがあります。これは、マヨネーズの成分の中に、卵が含まれているからです。
・水の場合
…牛乳がない場合は、ヨーグルトでも十分代替が可能です。ですが、どちらもないときは、水でもよいです。
水だと、肉の臭みなどが残ってしまいそうですが、焼き上がりの風味は、牛乳を使ったレシピと、違和感はさほど感じません。
むしろ、味も同じように仕上がって美味しいです。
水を使うコツとしては、牛乳と同じ分量を入れるようにします。焼き上がりは、少しサッパリした風味に焼き上がります。
こってりした味がお好みの方は、水を使う際に、マヨネーズ大さじ1程度を加えるだけでも、
味が濃厚になりおすすめです。
●パン粉をいれなくてもハンバーグは美味しくできるの?
ハンバーグのタネには、意外とたくさん代替品がありました。
これなら、うっかり材料を切らしてしまったとしても、なんとかハンバーグ作りができてしまいそうです。
ところで、必ずつなぎにはパン粉も入れますよね。パン粉を忘れてしまったときは、どうすればよいでしょうか。
パン粉にも、同じように代替品があると、とても心強いですよね。パン粉の代替品になりそうなものを、ピックアップして以下にまとめてあります。
・食パン
…パン粉のパッケージの裏面に注目してください。成分表に、小麦粉が含まれていることに気がつくでしょう。
もし、つなぎにパン粉を切らしてしまったなら、食用のパンを、細かく切ったもので代用します。
このとき、食パンの耳でも構いません。いつも食パンを食べるときには、パンの耳を取り除いてしまうという方なら、パンの耳を冷凍保存で取っておいて、いざというときの代替品として使用するのも、おすすめの方法です。
食パンの白い部分をつなぎに使用した場合、焼き上がりはふっくら柔らかく仕上がります。パンの耳をつなぎにした場合は、焼き上がりはしっかりとした食感です。
・お麩
…ご家庭に食パンもパン粉もないときは、お麩を代替品として使用するのもよいです。柔らかいので、手で簡単に細かく粉砕できます。また、おろし金で下ろしたりしても代用できます。
フードプロセッサーがあるときは、さらに簡単に細かくできますね。
パンもお麩も小麦粉から作られています。一方で、パン粉も主成分は小麦粉です。どちらも代替品として十分役立ちますね。
・高野豆腐
高野豆腐をおろし金でおろすか、フードプロセッサーで細かくして使います。また、水で戻したものをよく水分を絞って細かく切って、入れてもいいですね。
高野豆腐はたくさんの栄養が含まれますので、ハンバーグを食べながら、栄養補給にもなります。お子様にもオススメですね。子供さんは、高野豆腐の含め煮などはほとんど食べないですからね。
まとめ
●ハンバーグはつなぎ次第でもっと美味しくできる!
こんなにたくさんタネの代替品があれば、ハンバーグ作りがより一層楽しくなりますね。
みなさんも、つなぎになりそうなものを、いろいろ試してみてください。試行錯誤を繰り返すうちに自分にとって、よりよいハンバーグのつなぎにきっと出会えます。
コメント