納豆をよく混ぜる理由を調べてみた!魯山人は424回混ぜていた!

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みなさん納豆はよく食べますか。納豆のような発酵食品は、健康的な毎日には欠かせない食品ですよね。

ところでこの納豆ですが、食べる時かき混ぜるのはなぜなのでしょうか?

気になっている方もいらっしゃるでしょう。納豆を食べるときに、かき混ぜることなく、そのまま食べるという方は少ないはずです。

今回、納豆はなぜ、かき混ぜなければならないのか、混ぜることで、なぜ納豆は美味しくなるのかについて、ご紹介していきます。

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●納豆をかき混ぜる理由とは?

日本人の食卓に末永く愛されてきた納豆。納豆を食べる前に、みなさんよくかき混ぜますよね。納豆をかき混ぜることによって粘りが生まれます。

この粘りは一体何なのでしょうか。

では、かき混ぜないままの納豆は、粘りがないままで、美味しくないのでしょうか?

なぜ納豆をかき混ぜるのかについて、以下に詳しくまとめています。

・味をよくするため

…よくかき混ぜることによって生まれる納豆の粘り。この粘りの正体は、納豆のうまみ成分だったのです。

かき混ぜる前の納豆の成分の状態は、旨味成分のグルタミン酸と、果糖成分のフラクトースが、互いに鎖のように繋がっています。

納豆をかき混ぜることによって、繋がっていた鎖が離れるのです。

こうすることによって、旨味成分のグルタミン酸のみが、上手に切り離されるわけです。

かき混ぜるという行為は、納豆の旨味を最大限まで引き出すために、必ず欠かせない工程だったのです。

納豆をかき混ぜるのには、旨味成分同士を分離させる目的以外に、グルタミン酸の旨味を増やす目的もあります。

また、よく混ぜることで、引いてくる糸がはなれて、納豆が食べやすくなるといった利点も生まれます。

●納豆を混ぜる回数と北大路魯山人の話

納豆を混ぜるのは、旨味成分を、最大限に発揮するために必要だったのですね。納豆を混ぜることが、とても大切だということがわかりました。

ところでこの納豆を混ぜる回数ですが、一体どれくらいの回数混ぜれば、ベストなのでしょうか?

それとも、たくさん混ぜれば混ぜるほど、旨味成分は増え続けていくものなのでしょうか?

以下に納豆を混ぜるベストな回数、納豆にも詳しく、芸術家として有名だった魯山人の話について、まとめています。

・混ぜる回数が増えるほど美味しくなる

…納豆をかき混ぜる回数には個人差があります。たくさんかき混ぜる方もいれば、ほんの数回かき混ぜただけで満足な方もいます。

旨味を引き出すための最低必要な回数は、一般的には20回程度、かき混ぜれば十分でしょう。

旨味を引き出すためにかき混ぜるには、適度な回数を守れば十分なのです。

また、納豆をかき混ぜることで、旨味成分を出すことはできますが、もともと含まれていた栄養価が、増えるということはありません。

しかし、美食家で有名だった、魯山人の考え方は違っていたようです。

・北大路魯山人直伝の納豆の混ぜ方について

…魯山人という方をご存知でしょうか。魯山人はさまざまな芸術を極めた美食家として有名でした。その魯山人がお勧めしてきた納豆の混ぜ方の話が残っています。

納豆はよく混ぜることで甘みが出ると言う記述が、昭和7年に発行された雑誌「星岡」に発見されたのです。魯山人が話したとされるポイントは、以下のようなことです。

【混ぜ方について】
…何も加えずにそのまま納豆を糸が出るまで混ぜる。さらに、硬くなるまで混ぜる。(305回)
【調味料について】
…納豆がよく、まとまり出したら醤油を加えてさらに混ぜる。(119回)
【薬味について】
…最後にからしやネギなど入れて混ぜる。

この混ぜる回数に根拠があるのかどうかはわかりませんが、かなり混ぜるのですね。

納豆は、よく混ぜて、粘りを出すことで十分に旨味成分が出ることが、昔から、知られていたようです。

「魯山人納豆鉢」の紹介

納豆をそんな424回も混ぜてられないという方は、タカラトミーが発売している、「魯山人納豆鉢」という商品がおすすめです。

この商品を使えば、納豆を424回混ぜるのにかかる時間は、なんと1分30秒です。これを使えば、究極の納豆が毎回食べれます。

ぐるなびのみんなのごはんで、この商品の開発者にインタビューしているサイトを見つけました。科学的にも424回混ぜると美味しくなるようです。

公式サイト→みんなのごはん

 

●納豆を混ぜないで食べるのが好きな方の意見

納豆を混ぜることが、旨みを引き出すために、大切な工程だったということはわかりました。けれど、納豆をかき混ぜると生まれる、あの独特な粘りが苦手だと感じる方も、いらっしゃるでしょう。

納豆を混ぜることなく、そのまま食べた方が、美味しいという意見を持っている方もいるのです。

確かに、あまりかき混ぜない納豆は粘りも少なく、食べやすいようにも感じますね。

ツイッターでも混ぜないで食べるという意見がありました。

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x.com

 

 

以下に納豆を混ぜないで食べる方の、意見についてまとめています。

・ 食べやすくなる

…納豆の粘りは、口の周りがベタベタして、食べにくくなる。かき混ぜないでそのままのほうが、ベタベタが気にならなくなり、結果食べやすい。

・ネバネバがまずい

…納豆をかき混ぜた時にでてくる、あのネバネバが苦手どうしても美味しいと感じない。納豆を食べるときは、ネバネバが出ない程度に、少ししか、かき混ぜないようにしている。

・めんどうだから

…納豆が、かき混ぜて食べるものということは、知っているけれど、そのままでも食べられるし、混ぜるのが面倒に感じてしまうから。

また、混ぜた納豆のネバネバが、器などにいつまでも残って、片付けるとき大変だから。

そのほか、納豆を混ぜない理由は、まだまだたくさんあるようです。みなさんは納豆はかき混ぜる派ですか。それともかき混ぜない派でしょうか。

まとめ

●納豆は混ぜるほどに美味しかった!
納豆はかき混ぜるほどに旨味が増す、とても不思議な発酵食品です。日本には健康を手助けしてくれる発酵食品が、まだまだたくさん存在します。

納豆の旨味を引き出すために、これからもどんどん、納豆を混ぜてから食べましょう。ネバネバも気にならないくらい、美味しさが実感できますよ。

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